第2回ワークショップは瓶原地区にある「くにのみや学習館」。近所の倉庫に保管してあったガムラン楽器を運び込んでスタンバイ。事前登録は1組の親子だけでしたが、続々集まっていただき、ボラティアスタッフもいれると15名を超える盛況でした。

 ワークショップを始めようとしたら、参加の小学生たちが、いきなり海老反りを見せてくれました。柔らかい身体ですね。それから、指揮者の動きに合わせて音を出す即興演奏の練習。そもそもガムランには指揮者なんていないのですが、まずは楽器に慣れることから。小学生の皆さんも指揮者になって、いろんな音を出しました。

 つぎに「ベンドロン」というガムラン曲の練習。楽譜はなくて、53525253・・・といった数字を教えてもらって、鉄琴のような楽器で演奏します。30分ほどすると、音楽が通るようになりました。なかなか飲み込みが速いですね。ボランティアの方々も挑戦。

 今回の「木津川ワヤン」ではワークショップ参加者と一緒に台本をつくります。恭仁京をテーマにしたいのですが、いきなりストーリーを考えるのも難しい。また、単に過去にこんな話がありました、といった物語ではなく、現在に通じる話にしたい。そこで、遠回りかもしれませんが、この地区の歴史や問題点などについて共有することとしました。私たちは参加者の皆さんに「瓶原の課題は何ですか?(大人へ)」「最近、いやなこと、困ったことがありましたか?(子供へ)」「聖武天皇はなぜ瓶原(恭仁)を選んだのでしょうか?」「聖武天皇はなぜ瓶原を捨てたのでしょうか?」と尋ねました。さて・・・その答えは? これは、ワヤンのなかに反映されますので、ご期待ください。

 ワークショップが終わって、外に出て史跡公園の方へ行くと、見事なあじさい園が広がっていました。

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