2020年2月24日
去年に引き続き、岐阜県大垣市にある県立情報科学芸術大学院大学(IAMAS)にてコンサートをしました。
イアマスでは2018年4月から「タイムドメディア。プロジェクト」がスタートし、その実験的メディアとしてガムランが選ばれました。普段は学生、教員、職員らがジャワのクラシカルな伝統音楽の修練に励んでいるのですが、時々マルガサリがお邪魔して、ワークショップやコンサートをやっています。
当日は、イアマスの第18期生修了研究発表会という、要するに大学院生の修了に伴う作品発表会というのが現場の舞台でした。イアマス楽団とのラドラン「スマル・マントゥ」の合同演奏の他、グンディンボナン「トゥルラレ」、ジヌマン「ウルル・カンバン」、ガンビョン「パンクル(舞踊は冨岡三智さん)」というジャワ音楽とともに、
イアマスの学長であり日本の現代音楽作曲界の重鎮である三輪眞弘さんによる「ペログ音階のボナンによるIAMAS校歌」の3度目の演奏をしました。これは演奏者同士のジャンケン算よるアルゴリズム演算(何のことか分かりにくいですね!)によって目の前のボナンという楽器を手で打ったり、ひそひそ声で歌ったりするもので、秘儀的な雰囲気をたたえた名曲です。
IAMAS校歌演奏
以上のプログラムを終えたのち、私たちは、さらに密かに「ガムラン・ニンゲン」という黒川岳さんという空間とメディアのアーティストによる作品の試行を行いました。これは、通りすがりの人は目にしたものの、ガムラン作品であるとは殆どの人は気づかなかったに違いありません。・・・以上のような(私たちが言うのもなんですが)意欲的なコンサートは午後3時頃に無事終了したのでした。
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